聴覚過敏・ミソフォニアの当事者が持つショッピンモール・アウトレット編

目次

ショッピングモール・アウトレットの音がつらいと感じているあなたへ

ショッピングモールやアウトレットに入った瞬間、
足音や放送、BGM、人の声が一気に耳に入ってきて、それだけで体がこわばってしまうことはありませんか。

周りの人は楽しそうに買い物をしているのに、
自分だけが「しんどい」、「早く出たい」と感じてしまう。
その感覚を、ひとりで抱えながら過ごしてきた人もいるかもしれません。

この記事では、
聴覚過敏・ミソフォニアの当事者である私が、
ショッピングモール・アウトレットで実際に感じていた音のしんどさと、
その中でどのように過ごしていたかを、経験の記録としてまとめています。

同じような感覚を持つ人が、少しでも安心して過ごせるようになればと思っています。

聴覚過敏・ミソフォニアをもつ私が、ショッピングモール・アウトレットの音はどう聞こえているのか

ショッピングモールやアウトレットは、たくさんの音が同時に、途切れなく重なり続ける空間です。

  • 各店舗のBGM
  • 放送音
  • 足音
  • 話し声
  • 電子音(放送音やイベントなどの機材など)

一つひとつは小さな音でも、同時に聞こえてくることで、耳も気持ちも休まる時間がありません。

特にイベントが行われている日は、マイクやスピーカーの音、突然の歓声が加わり、
音の情報量はイベント会場と同じくらい多く感じていました。

私が「ショッピングモール・アウトレットの音」で特にしんどいと感じた理由

学生時代の私は、
ショッピングモールやアウトレット自体は好きな場所でした。

けれど年齢を重ねるにつれて、
音が以前よりも強く、大きく、近くに感じられるようになり、「楽しい」よりも「しんどい」が先に来る場所になっていきました。

人が多い日やイベント日は、鼓膜が破れるような感覚があったり、体力が一気に消耗してしまうこともありました。

「突然大きな音が鳴るかもしれない」と、そんな不安が常に頭の片隅にあり、音そのものだけでなく、気持ちの面でも負担を感じていました。

ショッピングモール・アウトレットから聞こえてくる音

ショッピングモール・アウトレットで聞こえてくる音の中でも、特にしんどく感じていた音があります。
ここでは、そのときの【感じ方】と【過ごし方】をまとめます。

私が実際に気になっていた音は、次のようなものです。

  • 足音
  • 歓声
  • マイク・スピーカーなどの電子音、ハウリング
  • 急な歓声
  • 拡声器の音
  • 各店舗のBGM
  • 放送音
  • ハンガーの摩擦音(服屋さん)
  • フードコート内の話し声・食器音
  • 犬の鳴き声(野外・アウトレットモール)
  • 風船が割れる音

れらの音が重なって聞こえてくることで、耳も気持ちも余裕がなくなっていきました。

特につらかった音

ここからは、学校生活の中で特につらかった音を、感じ方と、そのときの過ごし方とあわせてまとめています。
苦手な音がある場面が下記通りになっています。

*今回は室内全体の苦手な音のみを記載。

  • マイク・スピーカーなどの電子音、ハウリング(イベント日)
  • 風船が割れる音
  • 急な歓声
  • 拡声器の音
  • 店内・周囲のBGM
  • 犬の鳴き声(野外・アウトレット)

*過ごし方では、耳栓・イヤーマフ・ノイズキャンセリングイヤホン(防音アイテム)を着用していることを前提で、解決ができなかった場合の対応方法をまとめています。

マイク・スピーカーなどの電子音、ハウリング(イベント日)

感じ方
耳の奥に突き刺さるような高音に感じ、体が一瞬で強張りました。
突然鳴ることが多く、不安や恐怖が一気に強くなりました。

そのときの過ごし方
スピーカーの近くを避け、できるだけ距離を取っていました。

風船が割れる音

感じ方
予測できない破裂音が、鼓膜を直接叩かれるように響きました。
音が鳴ったあともしばらく緊張が抜けず、動けなくなることがありました。

そのときの過ごし方
風船が多い場所には近づかず、見かけた時点で距離を取るようにしていました。

急な歓声

感じ方
周囲全体から一気に音が押し寄せてくる感覚があり、
頭の中が真っ白になるような感じがしました。
心拍が上がり、不安が強くなりました。

そのときの過ごし方
人が集まり始めたら早めにその場を離れ、静かな通路や屋外に移動していました。

拡声器の音

感じ方
音が近くで反響し、耳の中で割れるように聞こえました。
長く聞いていると、疲労感が一気に増しました。

そのときの過ごし方
拡声器を使っている場所を避け、通る必要がある時はできるだけ距離を取って通っていました。

店内・周囲のBGM

感じ方
複数の店舗のBGMが同時に聞こえ、音が重なって落ち着かなくなりました。
耳鳴りやストレスを強く感じることもありました。

そのときの過ごし方
音が大きい店舗は避け、比較的落ち着ける通路を選んで移動していました。

犬の鳴き声(野外・アウトレット)

感じ方
突然耳の横で大きな音を鳴らされたように感じ、強い恐怖を覚えました。
身体が反射的にこわばってしまいました。

そのときの過ごし方
犬が多いエリアを避け、雨の日など散歩が少ない日を選ぶこともありました。

フードコートなど大勢が集まる場所

感じ方
何を聞けばいいのかわからなくなる感覚がありました。
会話をする余裕がなくなり、強く疲れてしまいました。

そのときの過ごし方
混雑する時間帯を避け、必要なときは早めに切り上げるようにしていました。

音で不安を感じた時の向き合い方

音がつらくなった日は、
無理に買い物を続けようとはせず、

  • 人の少ない通路に移動する
  • 早めに切り上げる
  • 外に出て一度休む

といった選択をしていました。

「最後まで回らなければならない」と思わなくていい。
そう考えられるようになってから、音への不安が少し和らぎました。

ショッピングモール・アウトレットで頑張っているあなたへ

音がつらい中で、
ショッピングモールやアウトレットに行っているだけでも、
それは十分に頑張っていることだと思います。

私の場合、少しでも負担を減らすために、
行く前から「どう過ごすか」を決めておくことが助けになっていました。

たとえば、

  • イベント開催日を避ける
  • 休日・祝日は避け、行く時間帯をできるだけ絞る
  • 事前に買い物リストを作り、滞在時間を短くする
  • 途中で「今日は無理かも」と感じたら、早めに切り上げる
  • 音が強い場所(スピーカー付近/フードコートなど)から距離を取る

行かない選択だけでなく、
どう行くか」「どこまでやるか」を決めておくことで、気持ちの負担が少し軽くなることがありました。

無理に慣れなくてもいいし、途中で帰る選択があっても良いと思っていますし、
あなたが「少し楽」と感じられる形を選んでも良いいことだと感じています。

この記事が、そのきっかけになれたら嬉しいです。

この記事を書いた人

聴覚過敏・ミソフォニアの両方持っています。中学高校の6年間は防音アイテム(イヤーマフ・耳栓・ノイズキャンセリング)を音や状況に合わせて着用。同じ悩みを抱えている人などの役に立ちたいと思い、私の音の感じ方や聞こえ方など実体験記事20本を掲載しています。私の実体験・事例はこちらのURLからご覧ください!↓↓

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