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【資料2】妹にはじめてのヒアリング_シート

2020年8月に妹2人にはじめて音の悩みや聴こえ方についてヒアリングした。気づけばイヤーマフを着用しているけど、日常どれくらい着用しているのか、苦手な音の種類や場所などはあるのか?など全く知らない無知識な状態で私の素朴な質問に答えてくれた。

2020年8月にヒアリングした項目
◯わたしが気になったことを聞いてみた

1.どういう音が苦手?また音からくる痛み(感じ方)とは?
2.どう聞こえているように感じどのようなしんどさがある?
3.聴覚過敏であることの辛さ、生きにくさとは、困ったこととは?
4.聴覚過敏の治療法

◯その他妹が話してくれたこと
5.聴覚を調べに大学病院に行った時の出来事
6. 聴覚過敏を周囲にどのように理解してほしいのか
7.理解や配慮してくれない先生の話

◯わたしが気になったことを聞いてみた

1.どういう音が苦手?また音からくる痛み(感じ方)とは?

  • 不快な音は「響く」「割れる」「エコーがかかった」ような聞こえ方。なので時々耳の中にツーンとした痛みが走ったり、耳の中でハウリングし続ける時がある。
  • 音によって負の情動へ:「不快感」「恐怖」「苛立ち」の気持ちが出る。聞こえ方だけでなく,体の不調につながる。音から誘発され「耳痛」「頭痛」「めまい」「頸部の違和感や疼痛」※共感覚で生じる場合もある

具体的な事例
食事 ・マイクを使用した講演会・女子のきゃー!(黄色い声) ・教室で先生が生徒に怒る際・友達との会話

  • 食事 … 洋食食べたくても、食器やナイフ、フォークの擦れる音(高音)がいろんなところで突然鳴るから食事に集中できない
  • マイクを使用した講演会 … 音が止んでもずっと耳のこりがあるので喋りかけられても疲れる
  • 女子のきゃー!(黄色い声) … きゃー!の声は響いていたりハウリングがする感じ。耳がピリっと痛む
  • 教室で先生が生徒に怒る際 … 先生が他の子が怒ってる声が罵声に聞こえたり、偶にその現場が私に怒られた感覚になるので無理
  • 友達の会話 … 会話中他の音も聞こえる。集中したいのにどの音も同量にきこえるのでメインの音を拾うのが難しい。音の情報処理しないといけないので一つの音に統一するのが難しい…

どの環境にいても音で溢れた世界。とくに人が集まりやすい環境は音だらけ。嫌でもいろんな音が聞こえてきて不快な音がある時は避けたいのに聞こえてくるため疲れやすく、ストレスで体調不良になることも。大きな音を聞くと怯えたり、些細な音でも神経質になりやすい

聴覚過敏であることの辛さ、生きにくさ、困ったこととは?

家よりも 外出時での苦手な音が多くて、外に溢れている苦手な音がわかっているので何も考えず過ごすが困難。頑張って外出しても、帰りは音疲れやひどい頭痛や胸悪くなったりするからひこもりやすくなる。

最近は服を自分で選びたいのに選べないことショッピングモール等の店のアナウンス音や各店舗のBGMが大きく音が混ざりあって聞こえるため疲れやすい。でもそれよりも「服屋のハンガー」ハンガーのこする音はキツい。耳がツンっとつんざく痛みがこわくて自分で服を選べない。

日常編
→ 避けられない空間での音の我慢と音が理由で参加したいイベントに参加できない(機会損失)

  • 様々な音により意識が散漫し、1つのことをやり遂げるのに時間がかかる
  • 皆の聴こえる音が普通に対して聴覚過敏者は複数の音に聞こえている
  • 電車移動(電車のホームや車内はショッピングモール同様音だらけの空間らしい)
  • 始業式や卒業式の日そして朝礼などマイクを使用している時は地獄かと思うくらい音つらい
  • 学校行事やライブ・コンサートなど参加したいけど音で参加できない

外見と周囲の反応
→ 防音アイテムの用途が違うため周囲の目が痛いこともあるが意外と日常茶飯事

  • 周りの人たちに理解されにくい
  • 大学の食堂でイヤホン(防音アイテム)をつけていると「ヘッドフォン外して」と言われる
  • 偏見の目で見られて個性として受けいれてくれない
  • 周囲が”イヤマフ”を知らないから校則違反やひそひそ話などされて理解されない社会

努力と罪悪感
→ 自分なりに努力をしてみるが正しい方法がないので失敗でおわる(より音が嫌いになる)。個人の問題になっているため問題多めの私に付き合う友人に申し訳無さが募る

  • 苦手な音を克服しようと我慢して聞き続けても治らないまま苦痛でおわる(音響療法)
  • 友人と遊びに行っても自分の音問題に合わせてもらい、我慢してもらっているので申し訳無さと罪悪感が生じる。HSPみたいに認知やトリセツなどあればここまで罪悪感にならないかもなあとは思う

聴覚過敏の治療法(音に慣れる方法)

聴覚過敏と名前がついており、発達障害をもつ多くは感覚過敏をもつことは知っていた。触覚過敏と聴覚過敏は特に多い。そのため治療法や専門の先生がいるもんだと思っていたが違うそうだ。

  • 現段階では今の医療技術が難しい
  • 自分の工夫で音に慣れないといけない
  • 耳栓やイヤーマフ、ノイズキャンセリングなどを活用して耳の負担を軽減するしかない

その他妹が話してくれたこと

聴覚過敏の診断を求め大学病院に行った話

memo
・聴覚過敏やミソフォニアを知らない先生だった

・音の聴力検査で正常判定で終わった→聴覚過敏診断法らしくない検査だった

・医師に言われた言葉「治療法はない。ノイズキャンセリングなどをつけるしかない。音に慣れるしかない。」by と大学病院の耳鼻科の先生に言われた。

→母&妹共呆れて帰る

聴覚過敏をどうまわりに理解してほしいのか

・ノイズキャンセラーやイヤーマフの使用は音の世界をシャットダウンだけではなく音を周りの人と同じになりたいだけで、決して人の距離離すつもりではない

・人の話を集中したいだけで邪魔しているつもりはない

・偶にしんどいこともあるが、協力して・少しでいい、理解しているフリでいいから私の音の世界を分かって欲しい

・音の影響で体調不良になりやすいが、短時間だけそっとして欲しい(正常運転まで時間がかかるため)

・音に集中して、偶に話が聞き辛さがあるので、教えてくれたり、協力や勿論理解して欲しい

理解や配慮してくれない先生の話

意外と教室内は苦手な音が多くちょっとした工夫でかなり快適な環境で授業を受けれるので、何度か担任に聴覚過敏だということや音の辛さに伝えているが…。理解ある先生とあまりそうでない先生とがいてそれによって1年間音に耐える学生生活が続いたこともある。

先生の理解を示してくれるはめちゃくちゃ大事!!

高校最後の文化祭の準備での出来事。

今までは文化祭の日は音がダメなため欠席していた。しかし最後の文化祭なので頑張って参加するようにした。

そして文化祭の準備。出し物として風船を使用することになり、文化祭までの2週間は風船を教室に飾り授業を受けることに。しかし、風船は見るだけで恐怖でパニックなるくらい苦手。小さな要因でも突発的割れるリスクも高く実際に割れたこともある。このままじゃこわくて授業を受けれないと思い、担任にヘルプを求めに話に行った。

妹「風船の音が苦手なんです。教室内の風船使用をやめることはできないですか?」(授業中も床においている状態)(イヤマフで接待したくない / 恐怖心)(イヤーマフだと人の声が聞こえない)

担「なんで?大丈夫大丈夫!風船は割れないから!」

妹(もうやめてほしい。嫌がっている人もいるのに、なぜ理解してくれないだろう?)

結局いろんな言い方をしても、音についての困りごとが不明なのか「困っているだろう理解しよう」という前提がないので難しい先生ではあった。先生に相談しても悲しくなるから自分で工夫して耐える学生生活を過ごすことを選択した。

周囲の理解がないと生きにくい社会だなぁと感じている。耳をおさえたりイヤーマフをしたりと普段から見ている担任でさえ理解できないこともある。担任が理解を示してくれることで生徒の理解も変わることも実体験した。

すべてがすべて配慮や理解してほしいというわけではなくて、自分の工夫と努力だけでは限界があると感じている。聴覚過敏というのがどういう症状かどういう状態なのかを少しでも知ってもらえるだけで生きやすさがすごく変わる!!

短くなるとチョークホルダーを活用して黒板に書くけどこのチョークホルダーは黒板と擦れる音が爪で立てた音と似てて授業に集中できないし体調が悪くなるため、先生にチョークホルダー使用をやめてもらった。それだけで授業がかなり快適になった。こういう配慮があるとすごく助かる!!