私の場合(事例)

聞こえ方と感じ方〜家編

家での”苦手な音”についてまとめてみました。またその音がどのように聞こえ感じるかも合わせてご紹介していこうと思います。

他の場所よりも音がマシだった家

聴覚敏感が酷かった頃、学校など他の場所よりも家の方が音に対しての不安や恐怖などがなく、防音アイテムを使用する機会が少ないからです。出先では周囲の会話や足音の音、マイク、電子機器、蛍光灯など音が拾ってしまいます。そのストレスの影響で帰宅後、家全体の音や窓側の音など聞き取れてしまうこともありました。しかし、私の両親は「聴覚過敏」について理解しており、どのように音を気にさせないようにするのかを考えてくれたり、工夫や対策をしてくれたおかげで、不安を感じずに安心して過ごせました。

家で行っていた対策と工夫

私の家庭で実際に行っていたこと4選

  1. 家の食器ではできるだけ、スプーンやナイフなどの食器は木製や摩擦しても音が鳴らさない物を使用する。
  2. 窓側などのドアには防音シートを貼る。
  3. 音が気になる時は耳栓、イヤーマフ、ノイズキャンセリングイヤホンを付ける。
  4. 音がしんどいと感じたら静かな部屋や気になる音の所には入らないようにしてる。

音に対して神経質になる事が減り、過ごせました。

家での苦手な音の種類 

日常生活の音が苦手だった、小中高で大きく異なることはなく同じ音が苦手でした。たくさんの音が苦手でしたが、小中高の12年間で特にしんどく感じる音は主に下記7種類。

家での苦手な音の種類
  • 冷蔵庫など電子機器
  • ドライヤーの音
  • 掃除機の音
  • ミキサー
  • 現場中継音(テレビ)
  • 近所の会話やTVの音
  • 机や椅子を動かす音

苦手な音だと感じる共通点が2つあります。
①ほとんどは電子機器などの使用や設置してる時に苦手だと感じてしまう。
②私や家族が日常的に行う音や外部の音に対して敏感になる

冷蔵庫など電子機器

聞こえ方、感じ方
冷蔵庫や電子機器の「ゴー」という音がこしょうばゆく感じがします。

対策
防音アイテムをつけることで遮音をする。
その場所を避ける。

*学校などの帰宅後に音で疲れている時にしんどく感じます。

ドライヤーの音

聞こえ方、感じ方
ドライヤーの「ゴー」という音が気持ち悪く感じてしまうので、髪の毛を濡れたまま寝室に向かう事がたびたびよくありました。

対策
しっかりとタオルドライにしてドライヤーを短時間にする。
ドライヤーをする時は耳栓など防音アイテムにつける。

掃除機の音

聞こえ方、感じ方
掃除機の吸引音+電気の音がとても不快感を強く感じてしまいます。
*今は少し音に慣れました。

対策
防音アイテムを着用して、耳を保護。
好きな音楽をごまかす。

現場中継音テレビ

聞こえ方、感じ方
ニュースを見た時のテレビ中継の現場の音は中継してるマイクや乗り物音などの聴覚の情報が多く感じ、しんどく感じます。

対策
最終的にテレビの音を下げるようにする。

近所の会話やTVの音

聞こえ方、感じ方
家にいる時は家の人の会話も聞こえたり、TVの音が聞こえてしまい気になります。
生活音も気になり、眠れない時もありました。現在はあまり聞こえなくなったので不安が解消されて安心しました。

対策
窓に防音シートをつけることもおすすめです。

机や椅子を動かす音

聞こえ方、感じ方
机や椅子を動かしたりする音が好きではなく、耳が辛く感じました。

対策
椅子や机専用の滑り止めを付けることで、その音に対して集中する機会が減りました。