聞こえ方と感じ方〜通学〜

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通学の音がつらいと感じているあなたへ

駅に向かう直前に突然鳴る車のクラクション、電車に乗った瞬間に響くブレーキ音や重なる車内放送。

周りの人は普通に通学しているように見えるのに、自分だけが音で消耗しているように感じてしまうことはありませんか。

聴覚過敏・ミソフォニアの当事者であった私は、学生時代の通学時間がとてもつらく感じる時期がありました。

この記事では、
学校生活の中で実際に感じていた音のしんどさと、
その中でどのように過ごしていたかを、経験の記録としてまとめています。

同じような感覚を持つ人が、少しでも安心して過ごせるようになればと思っています。

音が苦手な人にとって、通学の音はどう聞こえているのか

音が苦手といっても、すべての音が同じようにつらいわけではありませんでした。

私の場合は、

  • 音が突然鳴る
  • 予測できない
  • 複数の音が同時に重なる

こうした条件が重なると、強くしんどさを感じていました。

一方で、

  • 静かな道
  • 人が少ない時間帯
  • 音の種類が限られている環境

では、比較的落ち着いて移動できることもありました。

私が通学の音で特にしんどかった理由

通学がつらくなりやすかった一番の理由は、
音から完全に離れられる場所が少なかったことでした。

駅までの道、駅構内、電車の中どこにいても音は続き、「少し休む」という選択が取りづらい時間でした。

また、学校とは違い、通学中は基本的にひとりで過ごしていました。

先生や友達にすぐ相談できるわけでもなく、「今しんどい」という気持ちを共有できないまま、
常に気を張った状態で移動していました。音が鳴るかもしれない、また驚くかもしれません。


そんな緊張が続くことで、実際の音以上に疲れを感じていました。

通学で特につらかった音

ここからは、学校生活の中で特につらかった場面を、感じ方と、そのときの過ごし方とあわせてまとめています。
ここでは、防音アイテムを使っていて、それでもつらさを感じた場面を含めて書いています。


苦手な音がある場面が主に下記通りになっています。

  • 駅までの道、住宅街
  • 信号機、車の多い道路
  • 工事現場付近
  • 駅構内(発券機・改札)
  • 電車の車内

*過ごし方では、耳栓・イヤーマフ・ノイズキャンセリングイヤホン(防音アイテム)を着用していることを前提で、解決ができなかった場合の対応方法をまとめています。

駅までの道・住宅街

苦手だった音

  • 車のクラクション
  • 室内外を問わず、急に吠える犬の声
  • 近所の会話や生活音

感じ方
家を出た瞬間から、自分の家族の声だけでなく、近所の生活音まで耳に入ってきて、
「情報が多すぎる」と感じていました。

犬の鳴き声は特に突然で、心臓が一瞬ぎゅっと縮むような感覚がありました。

そのときの過ごし方
住宅街や近所の声がが少ない道を選んだり、
好きな音楽を聴きながら移動していました。

信号機・車の多い道路

信号機・車の多い道路

・苦手だった音

  • 信号機の音
  • 車のクラクション
  • 走行音

感じ方
音が耳のすぐ横で鳴っているように感じ、クラッカーを鳴らされたような刺激として伝わってきました。

そのときの過ごし方
交通量の多い時間帯を避けことを意識していました。
走って、気を紛れるようにしたりしていました。

工事現場付近

工事現場付近

苦手だった音

  • ドリル音
  • コンクリートを運ぶ音
  • 大声での指示

感じ方
複数の音が重なり、頭の中がいっぱいになるような感覚でした。

そのときの過ごし方
できるだけ迂回し、
避けられない場合は走って通過していました。

駅構内(発券機・改札)

苦手だった音

  • 発券機の電子音
  • 改札音

感じ方
電子音が反響して、耳の中で爆発しているように感じることがありました。

そのときの過ごし方
発券や改札を通るときは、遮音性の高いイヤーマフを使っていました。(防音アイテムのみしか対応できなかった)

電車内

苦手だった音

  • 急ブレーキ音
  • 車内放送

感じ方
ブレーキの「キーキー」という音や、重なる放送が鼓膜に直接触れるように感じ、
強い不快感がありました。

そのときの過ごし方
音が鳴る前に耳栓やイヤーマフを着ける。(防音アイテムの対応しないと無理だった)
つらくなったときは無理をせず駅を降りることもありました。



音で限界を感じた時の向かい方

私は、苦手な音を聞くことを我慢し続けてしまったことでの音への嫌悪、イライラ、不快を感じてたり、
体調面では急に泣いてしまったり、胃痛・耳鳴り・頭痛・吐き気などの症状が出るようになり
心身がボロボロに崩壊していました。

周囲の助けや音から離れられない場面もあると思いますが、そのようなことにならないようにするためには、

  • 防音アイテムを「ずっと着ける」のではなく、必要な場面で使う
  • 防音アイテムだけに頼らず、環境そのものを変える
  • 静かなルートや時間帯を探す
  • 音がしんどいと感じたら、途中で自分が静かだと感じた場所やベンチに休む選択を持つ

これらを意識することで、
音への過敏さや不安が少しずつ和らいでいきました。

通学で頑張っているあなたへ

「今日はきついかも」と感じる瞬間があったら、体や心が何かを伝えようとしているのかもしれません。

音がつらくて体や心が限界だと感じたら休んだり、音との距離を離れても大丈夫です

それが、あったことで学校生活を少し楽にする第一歩だと思っています。

この記事を通して、自分の状態を見直すきっかけや学校生活が楽しく過ごせれたら嬉しいです。

この記事を書いた人

聴覚過敏・ミソフォニアの両方持っています。中学高校の6年間は防音アイテム(イヤーマフ・耳栓・ノイズキャンセリング)を音や状況に合わせて着用。同じ悩みを抱えている人などの役に立ちたいと思い、私の音の感じ方や聞こえ方など実体験記事20本を掲載しています。私の実体験・事例はこちらのURLからご覧ください!↓↓

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