聴覚過敏・ミソフォニアの当事者が持つ聞こえ方と感じ方〜家編

目次

家の音がつらいと感じているあなたへ

家にいると、
冷蔵庫の低い音や、ドライヤー・掃除機の音が耳に残ったり、
テレビの現場中継音や、近所から聞こえてくる声が気になって落ち着かなくなることはありませんか。

外出先よりはまだマシなはずなのに、
理由ははっきりしないまま、しんどさが積み重なっていくこともあります。

周りの家族は特に気にしていないように見えて、
「自分だけがつらいのかな」と感じてしまうこともあるかもしれません。

この記事では、
聴覚過敏・ミソフォニア当事者の私が、
家で過ごす中で実際に感じていた音のしんどさと、
その中でどのように過ごしていたかを、経験の記録としてまとめています。

同じような感覚を持つ人が、
少しでも安心して過ごせるようになればと思っています。

聴覚過敏・ミソフォニアをもつ私が、家の音はどう聞こえているのか

音が苦手といっても、
家にあるすべての音が同じようにつらいわけではありません。

静かな時間帯や、これから音が鳴ると分かっている場面では、比較的落ち着いて過ごすことができていました。

一方で、つらく感じやすかったのは、たとえば次のような音です。

  • 冷蔵庫や電子機器の低く鳴り続ける音
  • ドライヤーや掃除機などの機械音
  • ミキサーなど、一気に大きくなる音
  • テレビの現場中継音や情報量の多い音
  • 近所から聞こえてくる会話やテレビの音
  • 机や椅子を動かす音、食器の金属音

これらの音には、
持続する」「突然大きくなる」「逃げ場がないといった
共通した特徴がありました。

音が急に耳に入ったり、長時間鳴り続ける環境にいると、
体が無意識に緊張したままになり、そのあともしばらく落ち着かない状態が続くことがありました。

家は休める場所のはずなのに、
音が鳴り続けることで心身への負担が積み重なり、「家にいるのに疲れている」と感じることもありました。

私が「家の音」で特にしんどいと感じた理由

家では、
時間帯によって音の種類や重なり方が変わります。

朝や夕方など、家族の生活音が集中する時間帯には、電子機器の音や会話、物音が同時に重なり、
静かな時間がほとんどないと感じることがありました。

私にとって家は、
安心できる場所である一方で、音に気を張り続けてしまう空間でもありました。

少し気を抜くことが難しく、気づいたときには疲れが溜まっている状態になることもありました。

家で特につらかった音

ここからは、
家で過ごす中で特につらかった場面を、
感じ方と、そのときの過ごし方とあわせてまとめています。

苦手な音があった場面は、下記の通りです。

  • 冷蔵庫など電子機器の音
  • ドライヤー・掃除機の音
  • ミキサーの音
  • テレビの現場中継音
  • 近所から聞こえる会話やテレビの音
  • 机や椅子、食器の音

*過ごし方では、耳栓・イヤーマフ・ノイズキャンセリングイヤホン(防音アイテム)を着用していることを前提に、それでも解決ができなかった場合の対応方法をまとめています。

冷蔵庫など電子機器の音

苦手だった音
冷蔵庫や電子機器の「ゴー」「ブーン」という低い音。

感じ方
耳の奥がむずむずするような感覚が続き、落ち着かなくなることがありました。

そのときの過ごし方
長時間その場にいないようにし、
別の部屋に移動して音から距離を取っていました。

ドライヤー・掃除機の音

苦手だった音
ドライヤーの風音や、掃除機の吸引音。

感じ方
音が気持ち悪く感じ、早く終わってほしいという気持ちが強くなりました。

そのときの過ごし方
使用時間をできるだけ短くし、
終わったあとは静かな場所で休むようにしていました。

ミキサーの音

苦手だった音
一気に大きくなる高い機械音。

感じ方
突然耳に刺さるように感じ、
体が一瞬でこわばることがありました。

そのときの過ごし方
使用中はその場を離れ、
音が止まってから戻るようにしていました。

テレビの現場中継音

苦手だった音
中継マイクの音、人の声、乗り物音が重なった音。

感じ方
情報量が多く、
頭がいっぱいになる感覚がありました。

そのときの過ごし方
別の部屋に移動したり、
テレビが終わるまで距離を取っていました。


近所の会話やテレビの音

苦手だった音
外から聞こえてくる会話やテレビの音。

感じ方
生活音が重なり、
眠れなくなることもありました。

そのときの過ごし方
音が気になる時間帯は、
比較的静かな部屋で過ごしていました。

机や椅子・食器の音

苦手だった音
机や椅子を動かす音、食器の金属音。

感じ方
耳に響き、
じわじわとつらさが増していきました。

そのときの過ごし方
音の少ない場所に移動し、
落ち着くまで距離を取っていました。

音で限界を感じた時の向き合い方

苦手な音を我慢し続けていたことで、イライラや不快感が強くなったり、
心身ともに余裕がなくなってしまうことがありました。

そうならないために、
私が大切にしていたのは、

  • 静かな場所に移動する
  • しんどいと感じたら休む
  • 無理をしない

という選択でした。

無理を重ねるよりも、早めに立て直すほうが、結果的に楽になることが多いと感じています。

家で頑張っているあなたへ

家の音がつらいと感じながら、それでも毎日を過ごしていることは、
簡単なことではないと思います。

「きついかも」と感じたら、体や心が何かを伝えようとしているのかもしれません。

音がつらくて限界だと感じたら、
休んだり、音との距離を取っても大丈夫です。

この記事が、
自分の状態を見直すきっかけや、家での時間を少し楽にするヒントになれば嬉しいです。

この記事を書いた人

聴覚過敏・ミソフォニアの両方持っています。中学高校の6年間は防音アイテム(イヤーマフ・耳栓・ノイズキャンセリング)を音や状況に合わせて着用。同じ悩みを抱えている人などの役に立ちたいと思い、私の音の感じ方や聞こえ方など実体験記事20本を掲載しています。私の実体験・事例はこちらのURLからご覧ください!↓↓

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