聴覚過敏をもつ私の音の「聞こえ方」と「感じ方」についてのまとめ

音が大きすぎるわけでもないのに、なぜか耳や体が一気に疲れてしまう。
周りの人は平気そうなのに、自分だけがしんどくなってしまう。

「気にしすぎなのかな」、「我慢するしかないのかな」と、
そう感じながら、日常をやり過ごしてきたことはありませんか。

このページでは、
聴覚過敏・ミソフォニアのある私が、音をどう聞いていたのか、どう感じていたのかを、
実体験ベースでまとめています。

症状の説明や診断を目的としたものではなく、
「こういう聞こえ方・感じ方もある」一例として読んでもらえたら嬉しいです。

目次

私の場合、音はどんなふうに聞こえていたか

私にとって音は、ただ「うるさい」というよりも、質感のある刺激として体に入ってくる感覚でした。

全体の音量に関係なく、
すべての音が一律に大きく感じる日もあれば、
特定の苦手な音だけが強く意識に引っかかる日もありました。

  • 刺さるように聞こえる音
  • 響いて残る音
  • ざわついてまとまらない音

刺さるように聞こえる音

高い音や金属音、電子音などが耳の奥にキーンと突き刺さるように感じることがありました。
一瞬で体がこわばり、反射的に身構えてしまうこともありました。

響いて残る音

反響する場所では、
音がその場に残り続けるような感覚があり、次の音が重なっていくのがとてもつらく感じていました。

ざわついてまとまらない音

複数の音が同時に入ってくると、頭の中がざわざわして整理できない感覚になり、
落ち着かなくなることがありました。

逃げ場がないと感じる音

音から離れられない環境にいると、
どこにいても音がついてくるような感覚になり、それ自体が大きな負担になっていました。

どんな場面・場所で音が特につらかったか

音のしんどさは、
場所や状況によってかなり変わっていました。

人が多い場所

人の話し声、笑い声、足音などが重なり、
音の情報量が一気に増えると、
それだけでぐったりしてしまうことがありました。

反響する場所(体育館・ホールなど)

音が反射して広がりやすく、
音の輪郭がぼやけて聞こえる感じがとてもつらく感じていました。

突発音がある場所

ドアの音、物が落ちる音、マイク音、機械音など、
予測できない音が入る環境では、
常に身構えてしまい、緊張が抜けない状態になることがありました。

音の刺激で体や気持ちに出ていた反応

音のしんどさは、耳だけの問題ではなく、
体や気持ちにもはっきりと影響していました。

疲労感

短時間でも、
音の多い場所にいるだけでぐったりすることがありました。
何もしていなくても、体力を使い切ったような感覚になることもありました。

イライラ・苦痛

音に対して、
異常に神経質になってしまう感覚があり、
小さな音でも強いイライラや苦痛として感じることがありました。

不安感

「また音が来るかもしれない」と思うと、
先に不安になることがあり、落ち着かない状態が続くこともありました。

緊張感

常に音に意識が向いているため、
体が緊張したままになっている感覚がありました。
無意識に力が入っているような状態が続いていました。

頭痛

音の刺激が続いたあとに、
頭が重くなるような痛みや、
締めつけられるような感覚が出ることがありました。
静かな場所に移動しても、しばらく残ることもありました。

胃のムカつき・胃痛・お腹の不調

音にさらされ続けていると、
胃がムカムカしたり、痛くなったり、気持ち悪くなったりすることもありました。
音による緊張やストレスが、体のほうに出ていたように感じます。

肋間神経痛のような痛み

緊張が続いたあとに、
胸や脇のあたりがズキッと痛むような感覚が出ることもありました。

聞こえ方・感じ方は人それぞれです

ここに書いている内容は、
私自身が体験してきた聞こえ方・感じ方の一例です。

同じように感じる部分があるかもしれませんし、
「これは違うな」と感じる部分もあると思います。

聞こえ方やしんどさの出方は、人によって本当にさまざまで、
同じである必要も、当てはまる必要もありません。

このまとめを通して、
「自分はどうだろう」と考えるきっかけになったり、
自分の感覚を整理するヒントとして読んでもらえたら嬉しいです。

場所によって違った「聞こえ方・感じ方」

音のしんどさは、場所や状況によってかなり変わりました。

ここからは、
場所ごとに分けて、私の場合どう聞こえていたか をまとめています。
それぞれ詳しくは個別記事で書いているので、気になるところから読んでもらって大丈夫です。

学校の聞こえ方・感じ方

教室・廊下・集団行動の中では、
人の声、足音、物音、椅子の音、チャイム、放送などが同時に入り、
音の密度が一気に高くなる環境でした。

特に、
音が反響する感じと、逃げ場のなさがしんどかったです。

▶︎ 学校の聞こえ方・感じ方の体験記はこちら
URL:https://iroiro-jp.com/article24/

通学中の聞こえ方・感じ方

電車やバス、駅の構内などでは、

  • 走行音
  • アナウンス
  • 人の声
  • 足音

が重なり、音が途切れず続く状態がつらく感じていました。

▶︎ 通学中の聞こえ方・感じ方の体験記はこちら
URL:https://iroiro-jp.com/article25/

ショッピングモール・アウトレットの聞こえ方・感じ方

BGM、アナウンス、人の声、足音、機械音が常に流れていて、
音の情報量がとても多い場所でした。

イベント時や混雑時は、
一気に圧迫感が強くなっていました。

▶︎ ショッピングモール・アウトレットの聞こえ方・感じ方はこちら
URL:https://iroiro-jp.com/article28/

コンビニ・スーパーの聞こえ方・感じ方

短時間でも、

  • 冷蔵庫・冷凍庫の稼働音
  • 電子音
  • レジ音
  • アナウンス

が重なり、音から完全に離れられない感じがしんどかったです。

▶︎ コンビニ・スーパーの聞こえ方・感じ方はこちら
URL:https://iroiro-jp.com/article29/

レストラン・飲食店の聞こえ方・感じ方

食器の音、咀嚼音、話し声、店内BGMが重なり、
音のひとつひとつが強調されて聞こえる感覚がありました。

▶︎ レストラン・飲食店の聞こえ方・感じ方はこちら
URL:https://iroiro-jp.com/article32/

イベント会場の聞こえ方・感じ方

マイク音、スピーカー音、歓声、足音、環境音が一気に入るため、
音の重なり方が極端に強い場所でした。

突発音も多く、
常に緊張している状態になりやすかったです。

▶︎ イベント会場の聞こえ方・感じ方はこちら
URL:https://iroiro-jp.com/article31/

繁華街の聞こえ方・感じ方

人の声、呼び込み、車の音、音楽、雑踏音が混ざり、
音の塊の中にいるような感覚になることがありました。

▶︎ 繁華街の聞こえ方・感じ方はこちら
URL:https://iroiro-jp.com/article30/

家の中の聞こえ方・感じ方

一見静かでも、

  • 生活音
  • 外の音
  • 家電音

などが気になりやすく、
**「休んでいるはずなのに緊張が抜けない」**感覚がありました。

▶︎ 家の中の聞こえ方・感じ方はこちら
URL:https://iroiro-jp.com/article34/

同じでなくていい、当てはまらなくていい

ここに書いている内容は、あくまで私の聞こえ方・感じ方の記録です。

同じ場所でも、人によってしんどさのポイントは違うと思います。

「全部当てはまらないといけない」わけでも、「同じじゃないとおかしい」わけでもありません。

自分の感覚を整理するための材料として、必要なところだけ拾ってもらえたら嬉しいです。

まとめ|聞こえ方には個人差がある

音のつらさは、
「音の大きさ」だけで決まるものではないと、私は感じています。

  • 音の重なり方
  • 密度
  • 質感
  • 逃げ場のなさ

そうした要素が重なることで、しんどさが強くなることもあります。

このまとめが、

「自分だけじゃないかもしれない」、「こういう感じ方もあるんだ」と思えるきっかけになったり、
自分の音との付き合い方を考えるヒントになれば嬉しいです。

この記事を書いた人

聴覚過敏とミソフォニアをもつ妹をきっかけに「ear wear」を制作しています。実体験の記事やセルフチェックシートなどお役立ち資料も掲載しています。

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