音がしんどくて、「この場にいるだけで疲れる」、「できれば早く帰りたい」と感じながら、
日常をやり過ごしてきたことはありませんか。
聴覚過敏・ミソフォニアの当事者の私は、音に対する不安や緊張を抱えながら生活していました。
この記事では、
イヤーマフ・耳栓・ノイズキャンセリングイヤホンといった防音アイテムに出会ったことで、
私の日常がどう変わったのかを、体験ベースでまとめています。
同じように音で悩んでいる方が、「自分だけじゃない」と感じたり、
少し楽になる選択肢を知るきっかけになれば嬉しいです。
防音アイテムを使う前は、音に振り回されていました
防音アイテムを使う前の私は、
小さな音も大きな音も、周囲の音が一気に耳に入ってくる感覚がありました。
特定の音だけがつらいというより、
その場にある音すべてをまとめて受け取ってしまうように聞こえてきました。
気づかないうちに神経を張り続けていたと思います。その影響で外出先では疲れやすく、
人の多い場所や音の多い空間を、無意識に避けることも増えていました。
防音アイテムに出会って、「日常が過ごしやすくなった」と感じた変化
栓やイヤーマフ、ノイズキャンセリングイヤホンといった
防音アイテムに出会ってから、
私の日常は少しずつ過ごしやすくなっていきました。
防音アイテムに出会ったことで、
私は「音に耐える生活」から、
「音と距離を取れる生活」へと変わっていったように感じています。
一番大きかったのは、
音の情報量が減ったと感じられたことです。
すべての音を完璧に消すというより、刺激の強い音や雑音が和らぐことで
脳と体の緊張が抜けやすくなった感覚がありました。
その結果、
外出後に家へ帰っても「ぐったり」しすぎることが減り、
音へのイライラや不安を引きずる時間も、以前より少なくなりました。
実際に私が使ってきた防音アイテムの中でも、
耳栓、イヤーマフ、ノイズキャンセリングイヤホンは「音の刺激から距離を取る」ための大きな支えになっていました。
防音アイテムの種類と、私なりの使い分け方
防音アイテムにはいくつか種類があり、それぞれ向いている場面や役割が異なります。
ここでは、
聴覚過敏・ミソフォニアの当事者である私が実際に使ってきた
耳栓・イヤーマフ・ノイズキャンセリングイヤホンについて、
どんな場面で役立ったのかを簡単に紹介します。
※それぞれの詳しい選び方や使用感、注意点については別記事にまとめています。
耳栓|手軽に使える防音アイテム
耳栓は、
手軽に使える点が一番の安心材料でした。
今でも、
「少し音がつらい」と感じたときや、
短時間だけ音の刺激を和らげたい場面で使用しています。
コンパクトで持ち歩きやすく、
必要なときにすぐ使えることが、
気持ちの負担を減らしてくれました。
耳栓を使い続けて感じた
メリットや注意点については、
別の記事で詳しくまとめています。
▶︎聴覚過敏・ミソフォニアの当事者が書く、耳栓の選び方と注意点(耳栓の選び方・使用体験記事へのリンク)
イヤーマフ|音の刺激が強い場所で役立つ防音アイテム
イヤーマフは、
音の刺激が特に強い場所や、
機械音・マイク音などがある環境で役に立ちました。
遮音性が高いため、
「今はしっかり音から距離を取りたい」
と感じる場面では、心強い防音アイテムでした。
一方で、
遮音性が高い分、
使う場面や使用時間を選ぶ必要があると感じたこともあります。
そのため、
長時間の使用や常時着用ではなく、
必要な場面に絞って使用することをお勧めします。
▶︎聴覚過敏・ミソフォニアの当事者が書く、イヤーマフの選び方と注意点((イヤーマフの選び方・使用体験記事へのリンク)
ノイズキャンセリングイヤホン|日常生活で使いやすい防音アイテム
ノイズキャンセリングイヤホンは、
音の強さを自分で調整できる安心感があり、
日常生活の中で使いやすい防音アイテムだと感じていました。
「すべての音を消す」というより、
雑音だけがやわらぐ感覚に近く、
周囲の状況を把握しながら使える点が心強かったです。
場面によってモードを切り替えられるため、
外出時や移動中など、
音との距離を微調整したいときに役立ちました。
▶︎聴覚過敏・ミソフォニアの当事者が書く、イヤーマフの選び方と注意点(ノイズキャンセリングイヤホンの選び方・使用体験記事へのリンク)
防音アイテムは「場面ごと」に使い分けるという考え方
どれか一つの防音アイテムを
常に使い続けるのではなく、
そのときの環境や自分の状態に合わせて使い分けることが、
私にとっては大切でした。
- 少し音が気になるとき → 耳栓
- 音の刺激が強い場所 → イヤーマフ
- 日常生活の中で調整したいとき → ノイズキャンセリングイヤホン
こうして複数の選択肢を持つことで、
「無理をし続ける」以外の過ごし方ができるようになったと感じています。
まとめ|防音アイテムに出会って感じたこと
防音アイテムは、音を完全に遮断するためのものではなく、
音のある環境の中で、自分を守りながら生活を続けるための選択肢のひとつだったのだと、今は感じています。
以前の私は、
「音がつらいなら、我慢するしかない」、「周りに合わせて耐えるしかない」
そう思い込みながら過ごしていました。
けれど、防音アイテムという存在を知り、使い方や向き合い方を試していく中で、
我慢し続ける以外にも、いくつかの選択肢があることを知りました。
そのことがきっかけとなり、
日々の過ごし方や、音に対する気持ちの持ち方が少しずつ変わっていったように思います。
防音アイテムは、すべてのつらさを解決してくれるものではありません。
合う日もあれば、うまくいかない日もありました。
それでも、
「自分の状態に合わせて選んでいい」、「無理な日は距離を取っていい」
そう思えるようになったこと自体が、私にとっては大きな変化でした。
もし今、
音のつらさを抱えながら毎日を過ごしているなら、こうした選択肢があることだけでも
知ってもらえたら嬉しいです。
あなたの生活が、少しでも過ごしやすくなる形を選んでいい。
この体験が、そのきっかけのひとつになればと思います。

