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【資料1】音で苦しむ人たちとは?

2020年7月から聴覚過敏とミソフォニアについて調べはじめ、調べた内容メモやスライドを公開資料として掲載しています。

「音」に苦しむ人たちがいる

人の話し声、カフェでの食器を下げる音、携帯電話の着信音、工事の音量…etc. 私たちの周りでは様々な音が溢れています。うるさい音、好ましい音、注意しないと気にならない音。いろいろな音があります。私たちの多くは、それらを日常で気にとめる事は少ないかもしれません。

けれど、それらの音が時として耐え難いまでの苦痛となり、人間らしい生活を送る事すら脅かされてしまっている人たちがいます。

それが音で悩む人たちの多くが聴覚過敏やミソフォニア(音嫌悪症)の症状をもっていることがあります。日本で94万人居るとされるこれらの人たちは、日々、他の人が感じない音で苦痛を感じています。視覚障害(31.2万人)や聴覚言語障害(34.1万人)は障害手帳や診断書を受け取ることができ、彼らのための生活アイテムも充実してきています。しかし、音で苦しむ人に向けたサポートやアイテムは整備されておらず、”自助努力”に頼りきった状態です

音で苦しむ人たちについて:聴覚過敏とミソフォニア

聴覚過敏・ミソフォニアとは?

聴覚過敏 … 全ての音を拾ってしまっているように感じる。また音が大きいと意識してしまう。(順応の不全)

ミソフォニア … 人が出す音、ある特定の音が気になり嫌悪な感情につながる。音嫌悪症ともいう。

※”感じ方”と”神経”になにかしらエラーが起きていることから そう感じてしまう。

聴覚過敏とミソフォニアなどのメカニズムは解明されておらず、これらをまとめた資料というのもない。しかし聴覚過敏をもつ人がミソフォニアを併存することがわかり、また音での悩みが重度になると防音アイテムが必要になる。そのため「音で悩む人たち」というグルーピングした呼び方や仮名ではあるが「音恐怖嫌悪症」とiroiroでは呼んでいる。(音恐怖嫌悪症だとはじめて聞いた人でもイメージがつきやすいという声が多かったから)

2020年10月にまとめた資料
2020年10月にまとめた資料

音恐怖嫌悪症(聴覚過敏/ミソフォニア)の生きにくさとは?

現状で生きにくいなぁ、と思うことはなに?と聞いてメモしてみた。毎日何かしら困ることが出てくるらしく「慣れたけど」「しゃーないけど」という言葉も節々に話していた。

まずは認知されていないが困りごとの発端になっている。そして周囲から見るとただイヤホンを着けているように見えるため違和感があり、コミュニケーション上"見た目"が障壁になっている。

  • 音恐怖症嫌悪症の認知が低く、周りの人たちに理解されにくい
  • 診断治療法が定まっていないので自助努力で対処するしかない
  • 音が気になって出かける範囲が狭まること
  • 偏見の目で見られて個性として受けいれてくれない
  • 仕事の選択が狭まる場合や学校などの規律が決まったところでの生活は難しく、場合によってはひきこもりになってしまう→自信をなくし自己肯定が低くなる傾向がある
  • 防音する見た目から周囲とのコミュニケーションが取りにくくなり孤立しがち
  • 周囲が”イヤマフ”を知らないから校則違反やひそひそ話などされて理解されない社会
  • 人が出す音が苦手で家でも耳栓の着用が必要だが理解してもらえず仲違いすることがある
  • 外出時で耳にする苦手な音によって音疲れがひどく頭痛や胸悪くなる(聴覚過敏)

聴覚過敏とミソフォニアそれぞれの苦手な音

調べた内容と実際に妹自身の苦手な音をまとめてみた。

【聴覚過敏】
全ての音を拾ってしまう+音量が大きく聞こえる。音への苦痛や不安恐怖

・電子音(超音波/モスキー音/マイクのハウリング/蛍光灯)
・突発音(犬の鳴き声/風船の破裂音/花火)
・擦れる音(洋服のハンガーをズラす音/ナイフとフォークの擦れる音)
・大きい音(工事音/怒鳴り声)
・高音(食器音/ハンガー/チョークホルダー/黒板/雨の日の靴の擦れる音)
・小音(こそこそした会話/悪口/マンホールの水路音)
・人体の音(心臓音/血流音)

ちなみにどの音も一定に同じ音量に聞こえるのでより苦手と感じてしまうらしい。

【ミソフォニア】
人が出す音・ある特定の音への嫌悪。音への怒りや憎しみ

・女性や子供の叫び声・赤ちゃんの泣き声
・咀嚼音・ゲップ・いびき・鼻や麺のすすり音・歯ぎしり
・タイピング音・ペンのカチカチ音

ミソフォニアを患っている人は最もよくある場合、唇鳴らし、ズルズルの音立て、咳払い、爪切り、そしゃく、飲用、歯磨き、呼吸、鼻のクンクン鳴らし、会話、くしゃみ、あくび、徒歩、ガムをかむことまたはバブルを破裂すること、笑い、いびき、飲み込み、ゴクゴク、げっぷ、義歯のかちっという音、タイピング、咳、鼻歌、口笛, 歌い、ある子音の音や、反復的な音により、怒りの感情が生じる。  ~wikipediaより~

memo:どういう人たちが聴覚過敏やミソフォニアになりやすいのか?

聴覚過敏は発達障害(ADHD,ASD)特に自閉症の子どもがなりやすい。アスペルガー聴覚過敏というのもあるらしい。ミソフォニアの場合、精神過敏症やHSS,HSE,HSP(HSC)などがなりやすい。先天性や後天性の要素や、併存でなることもあるが、このあたりはまだ詳しく調べれていない。

精神的ストレスを感じている状態だとなりやすいというのは親和性が高い。そして繊細さんと言われているHSPのタイプはミソフォニア予備軍の場合がある。その他なんらかの事故や二次障害として音で悩むきっかけになることがある。例えば、自立神経失調症・てんかん偏頭痛・APD(情報処理障害)・ラムゼイハント症候群(難聴/耳鳴り/聴覚障害)・耳鳴り(難聴)・難聴

聴覚過敏に関連する症状:メニエール病、耳鳴り、偏頭痛、うつ病、外傷後ストレス障害、多発性硬化症、頭部外傷症候群、ライム病 ウィルアムズ症候群の人の90%は聴覚過敏の症状アリ、自閉症スペクトラム

このあたりはサーチが浅いのでメモ書き程度だが調べる必要性がある。

~音への耐性が弱い人というのがいると聴覚研究されている先生に教えてもらった話 ~
発達障害が多くて人的要因と環境要因でなる場合がある。血液量によって症状が異なる(アドレナリン/興奮/自律神経) → 神経質やイライラしやすくなってくる偏頭痛もそのひとつの原因。ストレスによって聞こえ方が変わる。

2020年10月にまとめた資料