周囲の音がつらいとき、耳を守る方法として「ノイズキャンセリングイヤホン」を選ぶ人も増えてきました。
移動中や作業中に使われることが多いアイテムですが、聴覚過敏・ミソフォニアの当事者の私にとっては、日常の音に負担を感じながら生活していました。
ノイズキャンセリングイヤホンを初めて使ったとき、
音を完全に消すというよりも、雑音との距離が少し取れるような感覚があり、気持ちが落ち着く場面が増えました。
それが助けになり、生活の中で状況に応じて使い続けてきました。
この記事では、私自身がこれまで使用したことがあるノイズキャンセリングイヤホンの中から、印象に残っている3種類について、使用感や当時の状態を振り返りながら、体験の記録としてまとめています。
ノイズキャンセリングイヤホンという防音アイテムについて
ノイズキャンセリングイヤホンは、周囲の音の“感じ方”をやわらげるための選択肢のひとつです。
私の感覚では、耳栓やイヤーマフと違って、**「音を弱める」+「場面に応じて調整できる」**ところが特徴でした。
ノイズキャンセリングには大きく分けて、次の2つの考え方があります。
- パッシブ(物理的):イヤーピースの密閉などで外の音が入りにくくなる
- アクティブ(電子的):機械的な処理で雑音を打ち消すように調整される
私の場合は、音を完全に消すためというより、
音の情報量を少し減らして、気持ちを保つための手段として使っていた感覚に近いです。
使用したことがあるノイズキャンセリングイヤホン3種類について
ノイズキャンセリングイヤホンを探し始めたのは、
「このままでは外出や移動がしんどい」と感じる場面が増えたことがきっかけでした。
当時は、どんなものが自分に合うのかが分からず、
試しながら少しずつ「合う条件」を見つけていったように思います。
この記事では、その中でも特に印象に残っている次の3つを取り上げています。
- Bose QuietComfort 20(QC20)
- JVC HA-A5T-R
- Sony WF-XB700
いずれも「良し悪し」を決めるためではなく、当時の自分の状態との相性として振り返っています。
イズキャンセリングイヤホンを選ぶときに私が重視していたポイント
これらの基準は、
ノイズキャンセリングイヤホンのレビューを行う時に、私自身が特に重視していたポイントの順になっています。
*検証ポイント*
・つけ心地
・圧迫感や閉塞感が強くないか
・操作のしやすさ・着脱のしやすさ
・ノイズキャンセリングの効き方
ノイズキャンセリングイヤホンを使う中で、
つけ心地・操作性・ノイズキャンセリングの効き方・圧迫感や閉塞感の4つは、
どれも欠かせない確認ポイントだと感じていました。
つけ心地
・ノイズキャンセリングイヤホンは、耳の中に入れて使うタイプが多いため、
着用した時に違和感が出ないかを重視ていました。
・耳の形に合っていないと、装着しているだけで疲れたり、音に意識が向きすぎてしまうこともあり、
フィット感はかなり重要なポイントだと感じています。
圧迫感や閉塞感が強くないか
・ノイズキャンセリング機能による**耳の詰まったような感覚(圧迫感・閉塞感)**が強すぎないかを確認します。
・この感覚が強いと、短時間でもしんどくなったり、逆に不安感が出てしまうこともありました。
・圧迫感が少ないかどうかで、長時間向きか/短時間向きかの使い分けを考えるようにしていました。
操作のしやすさ・着脱のしやすさ
・音量調整やノイズキャンセリングの切り替えが、
直感的に操作できるかどうかを見ていました。
・また、外したい時にすぐ外せるか、
もたつかずに着脱できるかも、意外と大事なポイントでした。
・音がつらくなった瞬間にすぐ対応できるかどうかで、
安心感がかなり変わっていました。
ノイズキャンセリングの効き方
・低音・中音・高音のどの音に効きやすいか、
どのタイプの音が和らぐのかを意識して見ていました。
・突発的な音が少し楽になるか/常に流れている雑音が和らぐかなど、
自分のつらさのタイプと合っているかを重視していました。
・「強ければいい」ではなく、
自分の耳や感覚に合うかどうかを一番大切にしていました。
使用したノイズキャンセリングイヤホン3種類の比較(体感ベース)
ここでは、性能や数値を比べるのではなく、
実際に使っていたときの体感や場面を中心に整理しています。
| 項目 | Bose QC20 | JVC HA-A5T-R | Sony WF-XB700 |
| タイプ | 有線(カナル型) | 完全ワイヤレス | 完全ワイヤレス |
| ノイズキャンセリングの印象 | 周囲の環境音が落ち着く感覚 | 日常の雑音がやわらぐ感覚 | 移動時の音が軽くなる感覚 |
| 使いやすいと感じた場面・状態 | ・駅/電車/教室など“ざわざわ”が多いとき・会話をしながら過ごす場面 | ・近所の買い物や短時間の外出・軽く音を遠ざけたいとき | ・移動や外出が続く日・装着が安定していてほしいとき |
| つけ心地の印象 | フィット感は良いが、長時間でかゆみが出ることも | つけやすいが、長時間でかゆみが出ることも | 比較的安定していて使いやすい印象 |
| 声のこもり感の印象 | ややこもると感じることがある | こもりを感じやすい場面がある | 比較的こもりが少なめに感じた |
・ノイズキャンセリング初心者の方や、圧迫感・閉塞感が強いのが苦手な方、
ミソフォニア傾向があり、長時間着用したい方には、
JVC HA-A5T-Rのような、
日常の雑音がやわらぐ程度のノイズキャンセリングのタイプが、
使いやすいと感じる場面が多かったです。
※遮音感や使用感は、私自身の体感によるものであり、感じ方には個人差があります。
各ノイズキャンセリングイヤホンを使って感じたこと
Bose QuietComfort 20(QC20)(廃盤:2022年まで)
出典・引用先 amazon
URL:https://www.amazon.co.jp/QuietComfort-Acoustic-Noise-Cancelling-headphones/
私が長年お世話になったノイズキャンセリングイヤホンです。
有線で、手元で切り替えや調整ができる点が安心材料になっていました。
雑音が多い場所でも、音の情報量が少し落ち着く感覚があり、電車や駅、教室などで助けられた場面が多かったです。
一方で、私の場合は長時間つけると耳がかゆくなりやすく、体調やコンディションを見ながら使っていました。
JVC HA-A5T-R:
出典・引用先 amazon、JVCケンウッド
URL:https://www.amazon.co.jp/s?k=JVC+HA-A5T-R&
小さく、デザインも可愛らしく、日常に取り入れやすい印象でした。
使い方も直感的で、短時間の外出や軽い作業で使いやすかったです。
雑音が少しやわらぐことで、気持ちが落ち着く場面はありましたが、突発的な音に対しては完全に安心できるわけではなく、
「今日はどれくらい音がしんどいか」を考えながら使っていました。
Sony WF-XB700
出典・引用先 amazon、Sonyのストアを表示
URL:https://www.amazon.co.jp/QuietComfort-Acoustic-Noise-Cancelling-headphones/
完全ワイヤレスで、装着が安定している印象がありました。
移動が続く日や、外出が長くなる日には使いやすかったです。
私の体感では、環境音が少し軽くなる感覚があり、「音に気を取られて疲れる」流れを緩めてくれることがありました。
使い方によっては気持ちが楽になる場面が増えたと思います。
・移動が多い日や、外出が続く日、装着の安定感を重視したい方には、
Sony WF-XB700のような移動時の音が軽くなる感覚のあるタイプが、使いやすく感じることがありました。
・駅や電車、教室などの「ざわざわ」が特につらい方、周囲の環境音が重なって落ち着かないと感じやすい方には、
Bose QC20のような周囲の環境音がすっと落ち着く感覚のあるタイプが、助けになることがありました。
・・移動が多い日や、外出が続く日、
装着の安定感を重視したい方には、Sony WF-XB700のような
移動時の音が軽くなる感覚のあるタイプが、使いやすく感じることがありました。
振り返って感じたこと
ノイズキャンセリングイヤホンを使い続けて感じたのは、
ノイズキャンセリングの強さだけで快適さが決まるわけではないということでした。
- その日の体調
- どんな音が特につらいか
- どれくらいの時間使うか
- 会話が必要か/一人で過ごすか
によって、
「今日はこれが合う」「今日は少ししんどい」と感じるイヤホンが変わることもありました。
そのため、このレビューや比較表も、だれかを選ばせるためのものではなく、
自分の状態を考えるための参考資料として読んでもらえたらと思います。
まとめ
ノイズキャンセリングイヤホンは、音を完全に消すための道具というより、
音との距離を一時的に調整するための選択肢だと感じています。
この記事が、ノイズキャンセリングイヤホンを使うか迷っている方にとって、
「自分の場合はどうだろう」と考えるきっかけになれば嬉しいです。




