耳栓が気になるあなたへ
聴覚過敏・ミソフォニアの当事者である私にとって、
「周囲の音が気になって作業や会話ができない」、「音が大きく聞こえてしんどい」
と感じる場面は、日常の中で何度もありました。
そうした音への不安やイライラを少しでも軽減するために、私が取り入れてきた防音アイテムのひとつが 耳栓 です。
耳栓は、比較的手軽に使える防音アイテムとして選ばれることが多く、
私自身も「今すぐ音の刺激を弱めたい」と感じたときに助けられた場面がありました。
この記事では、
耳栓を使い続けてきた当事者の視点から、耳栓の選び方と、実際に使ってみて気づいた注意点をまとめています。
※私は防音アイテム、聴覚過敏、ミソフォニア評論家・医療専門家ではありません。
聴覚過敏・ミソフォニア当事者としての実体験ベースで書いています。
防音アイテムが必要だと感じたきっかけ(私の場合)
私の場合、耳栓が必要だと感じたのは、次のような場面でした。
- 人の声や生活音が重なって聞こえる環境
- 食器音や物音など、細かい高い音が続く場面
- 「少しだけ音を弱めたい」と感じたとき
イヤーマフやノイズキャンセリングイヤホンほど大きな対策ではなく、
短時間・限定的に音の刺激を下げたいときに、耳栓は取り入れやすい選択肢だと感じました。
私が耳栓選びで悩んだこと
耳栓を使い始めた頃、私が悩んでいたのは次のような点でした。
- 種類が多く、何を基準に選べばいいかわからない
- 遮音が強すぎると不安になる
- 耳が痛くなったり、違和感が出ることがある
- こもり感や、自分の声の響きが気になる
「遮音性が高ければ良い」と思って選んだ結果、つけ心地が合わずに使わなくなったこともありました。
この経験から、
耳栓とイヤーマフやノイズキャンセリングイヤホンと同じように、
自分なりの“選び方の軸”が必要だと感じるようになりました。
自分に合った耳栓の選び方(5ステップ)
ステップ1|まずは「目的」を整理する
耳栓を選ぶ前に、
私が意識するようになったのは「どんな場面で使いたいか」でした。
- 音を大きく遮断したいのか
- 刺激を少し和らげたいのか
- 短時間だけ使いたいのか
目的を整理するだけで、「合わなかった」という失敗が減ったと感じています。
ステップ2|耳栓の種類・素材を知る
私が使ってきた中で、耳栓には主に次のような種類がありました。
- フォームタイプ
- フランジタイプ
- シリコン、粘土
- デジタル
フォームタイプ

画像:ブランド: Moldex
ウレタンやスポンジ素材で、柔らかく圧縮して使うタイプです。
遮音性が高く感じられる一方で、長時間使うと耳が疲れることもあります。
フランジタイプ

シリコン素材でヒレ状の形をしており、
圧迫感が少なく、比較的楽に使えると感じた場面がありました。
画像:髙儀(Takagi)
シリコン・粘土タイプ

形を調整でき、耳穴に合わせやすいのが特徴です。
短時間の使用で助けになることがありました
デジタル

雑音を抑えつつ、人の声などを残すタイプです。
会話が必要な場面では安心感がありました。
ステップ3|つけ心地・フィット感を最優先で見る
耳栓は、
少しの違和感でもストレスになりやすいと感じました。
- 耳が痛くならないか
- きつすぎないか
- ずれやすくないか
私の場合、フィットしていない耳栓は、遮音効果以前に使い続けられませんでした。
ステップ4|こもり感・自分の音の響き方を確認する
耳栓は、外の音だけでなく
自分の声・呼吸音・咀嚼音が響きやすく感じることがあります。
この「こもり感」が強いと、
かえって落ち着かなくなる日もありました。
私の場合、少し音が残るタイプの方が安心できる場面もありました。
ステップ5|生活に合う使いやすさを選ぶ
耳栓は、
使いやすさも大切なポイントだと感じています。
- つけ外しがしやすいか
- 持ち運びしやすいか
- 清潔に保ちやすいか
結果的に、 無理なく続けられるものほど使用頻度が高くなりました。
数値の見方|耳栓の場合
耳栓には、遮音性能を示す数値(NRRなど)が表記されていることがあります。
ただ私の場合、数値だけを見て選ぶと合わないことが多かったと感じました。
それよりも、
- 装着感に関するレビュー
- こもり感や疲れやすさの記述
- 使用シーンが具体的に書かれているか
を参考にする方が、 自分に合う耳栓を見つけやすかったです。
どこで買う?耳栓の購入時の見方
店舗で購入する場合
店舗で購入できる場合は、
- サイズ感(耳の中入れるとき)
- 素材の柔らかさ
装着時の違和感
を確認できる点が安心でした。
ネットで購入する場合
ネット購入の場合は、
試せない前提で情報を集める必要がありました。
私が見ていたのは、
- レビュー内容
(着用した時の痛み・こもり感などつけ心地や使用用途のオススメ) - サイズ展開の有無
→複数サイズ入りかどうかといった点です。
耳栓を使う上での注意点(私が困ったこと)
耳栓は助けになる一方で、
私の場合、使い続けた時期に次のような変化を感じたことがありました。
- 外したときに音が強く感じられる日があった
- 「外すのが不安」と感じることがあった
- 耳のムレやかゆみが出やすくなった
これは耳栓が悪いというより、使う時間や場面が自分に合っていなかったと感じています。
私が意識するようになったのは、
- 使用する時間や目的を決める
- 静かな場所では外して耳を休める
- 清潔に保つ
といった小さな工夫でした。
それでも耳栓が助けになった理由
耳栓は、音を完全に遮断しなくても、 刺激を少し弱めるだけで安心できる場面がありました。
イヤーマフやノイズキャンセリングイヤホンほど大きくなく、「持ち歩ける逃げ道」として心強かったです。
まとめ:迷ったときの考え方
耳栓選びに、ひとつの正解はありません。
- 今の自分に合っているか
- 使う場面や時間に無理がないか
- 少しでも楽になる方向か
この3つを大切にしながら、あなたに合う選択肢を見つけてもらえたら嬉しいです。

