当時、遮音の強いアイテムに頼りすぎて、より音に過敏になる時期もありました。
今思えば遮音性が強い防音アイテムの依存、人間関係や思春期、ストレスなどが原因で、「ストレス=音への過敏性」に繋がっていたのかもしれません。
学校卒業後、自分の聴覚過敏と向き合い、自分で場所を選択できることが増えたことで、過敏性で悩むことは少なくなり、今では防音アイテムがなくても日常を過ごせる時間が増えてきています。
私が悩んでいた時期、ネット検索しても当事者の声になかなか辿り着かず一人で悩んだり不安な気持ちになることが多かったです。自分の経験談が同じく悩んでいる人の参考になればと思いマイ・ストーリーを書きました。
幼少期
音に過敏だった幼少期
花火や犬の鳴き声など大きな音に泣いていた。保育園でも他の子よりも音に過敏でした。
小学生
聴覚過敏だと知らず困っていた小学時代
集団行動が増えるにつれて他の子よりも音に過敏だと感じたり、気になる音が増えていきました。
音への解決方法は、①手で耳を塞ぐ ②我慢する ③静かな場所で移動
中学生
防音アイテムを使いはじめた中学時代
中学校の通学がきっかけで音への過敏が強くなりました。中学2年生になると音に神経質になり、通学以外にも授業中でも着用する機会が増えました。
高校生
ストレスが強くなり音への過敏性が強まった高校時代
高校1年の夏、自律神経・ホルモンバランスの乱れ、人間関係や環境の変化によるストレスが強くなり、音への過敏性が強くなりました。
耳栓・イヤーマフ・ノイズキャンセリングを環境や用途に合わせて着用するようになりました。
現在
音の過敏は軽減して時々耳栓を使用して過ごす今
自分の聴覚過敏と向き合い、自分で場所を選択できることが増えたことで、過敏性で悩むことは少なくなり、今では防音アイテムがなくても過ごせる時間が増えてきています。場所によっては耳栓やノイズキャンセリングを着けて過ごす日もある程度に。
主に苦手な音の種類
幼少期〜小学生時代
- 犬の鳴き声
- 花火
- クラッカー
- ピストル
- 黒板のキーとなる音
- 風船の破裂する音
- 「キャー」とか叫ぶ絶叫系や黄色の歓声
- 電子音(蚊対策の電子音、ドライヤーや掃除機の音、マイクなど)
中学〜高校時代
- 大人数での人の話し声、足音
- エスカレーターの動いている音
- 拡声器やマイクで話している音
- 咀嚼音
- 食器のカチャカチャ鳴らす音
聞こえ方と感じ方
- 不快な音は「響く」「割れる」「エコーがかかった」ような聞こえ方。なので時々耳の中にツーンとした痛みが走ったり、耳の中でハウリングし続ける時がある。
- 音によって負の情動へ:「不快感」「恐怖」「苛立ち」の気持ちが出る。聞こえ方だけでなく,体の不調につながる。音から誘発され「耳痛」「頭痛」「めまい」「頸部の違和感や疼痛」※共感覚で生じる場合もある