【体験レポ】天候によって音の聞こえ方が変わる?!

※ここに書いているのは、あくまで私自身の体験です。
すべての人に当てはまるものではありませんが、
「こういう選択もあった」というひとつの参考になれば嬉しいです。

目次

天気が悪い日に音の聞こえ方が変わった話

雨の日や曇りの日、台風が近づく前などに
今日はなぜか音がつらい」、「いつもより音が響く
そんなふうに感じることはありませんか。

聴覚過敏・ミソフォニアの当事者である私は、学生時代、雨の日になると、
音のつらさが一気に強くなる感覚に悩まされていました。

当時は、
我慢するのが当たり前」、「気にしすぎなのかもしれない
そう思って、無理をしながら過ごしていました。

検索しても、
天気が悪い日に音の聞こえ方が変わる』という実体験の記事はほとんど見つからず、
「これは私だけの悩みなんだ」と感じていたからです。

この記事では、
雨の日に音の聞こえ方がどのように変わっていたのか、
そして当時の私が、
どんなふうに耳と生活を守っていたのかを体験ベースでまとめています。

同じように、
雨の日や天気が悪い日に音がつらいと感じている方にひとつの参考になれば嬉しいです。

天気が悪い日は、音が「大きい」より“拾われ方”が変わった

雨の日に音がつらく感じた理由

私が雨の日に感じていたのは、
音量が上がった』と同時に、『音の拾われ方そのものが変わる』そんな感覚に近かったです。

たとえば、
晴れている日はほとんど気にならないのですが、
スマホを充電しているときの小さな機械音が、雨の日になると、なぜかはっきり耳に入ってきて、
気になって仕方がなくなることがありました。

音自体は変わっていないはずなのに、音だけが前に出てくるような感覚になり、
こんな音、いつもあったっけ?」と思うこともありました。

それくらい、
雨の日は、普段は気にならない音まで拾ってしまうような聞こえ方に変わっていたように感じます。

雨の日にしんどくなりやすかった音

中学2年生の頃、 私にとって一番つらかったのは 雨の日の学校でした。

晴れの日なら聞き流せる音も、雨の日は「耳の横でスピーカーを鳴らされている」ように聞こえる時間が続き、気持ちがどんどん沈んでいきました。

ここからは、
私が学生時代に雨の日に特につらかった音を
「雨の日の聞こえ方 → 体の反応 → その場でしていたこと」
の流れでまとめます。

※あくまで私個人の体験です。

校内放送・アナウンス

雨の日の聞こえ方
声と機械音が重なり、校内に反響して、
まるで耳のすぐ横で鳴っているような距離感に感じました。
音が広がるというより、一気に押し寄せてくるような感覚でした。

体の反応
耳の中がむずむずして落ち着かず、耳鳴りが強くなることもありました。
体がこわばり、気持ちが一気に沈んで、何も考えられなくなることもありました。

その場でしていたこと
無意識に耳を守りながら、放送が終わるのを待ち、
終わったらすぐに人の少ない静かな場所へ移動していました。

突発的に入る音(電子音・チャイムなど)

雨の日の聞こえ方
予測できないタイミングで音が入り、
晴れの日よりも直接・鋭く耳に入ってくるように感じました。
音にクッションがなく、そのまま刺さる感覚に近かったです。

体の反応
びくっと体が反応し、心臓が一瞬強く跳ねる感じがありました。
息が浅くなり、しばらく緊張が抜けずに周りの音すべてが怖く感じることもありました。

その場でしていたこと
音源から距離を取り、壁際や人の少ない場所に移動して
落ち着くまで静かに過ごしていました。

電車の音(放送・ブレーキ)

雨の日の聞こえ方
高い音が鋭く刺さり、ブレーキ音も放送音も、
耳の横で鳴っているような近さに感じました。
音が逃げ場なく残るような感覚でした。

体の反応
耳の奥がきゅっと縮むような感覚があり、一気に疲れが出ました。
体の力が抜けて、ぐったりすることもありました。

その場でしていたこと
耳を守り、目を閉じて、「早く終わってほしい」と思いながらやり過ごしていました。

足音・靴の摩擦音

雨の日の聞こえ方
床と靴が擦れる
「キュッ」という高音が強く響き、何度も反射して聞こえました。
一度気になると、ずっと追いかけてくる音のように感じました。

体の反応
耳の奥がゾワッとし、一気に不快感が広がりました。
体が小さくこわばり、落ち着かなくなりました。

その場でしていたこと
人通りの少ない場所を選び、なるべく音の少ないところに移動して、
耳を守りながらやり過ごしていました。

黒板を書く音・体育館の反響音

雨の日の聞こえ方
高い音が強調され、「キィッ」という音や反響音が、耳の横に残り続けるような感覚になりました。
音が消えずに、頭の中に残る感じでした。

体の反応
集中が続かず、頭が重くなり、気持ちが不安定になることがありました。
理由は分からないのに、急に不安やしんどさが強くなることもありました。

その場でしていたこと
耳を守りながら過ごし、限界が近いと感じたときは
無理をせず席を外していました。

雨の日は、これらの音が単体でつらいだけでなく、周囲の環境音とともに
重なるように一気に入ったこと」でしんどさが強くなっていた」と思います。

雨の日で音で疲れたときに助けられた方法

学生時代から今も含めて、
雨の日に音で疲れたときに助けられていたことを紹介します。

全部できなくても、「1つや2つぐらいやってみてよかったな」と思えるだけで、少し気持ちが軽くなりました。

1. 静かな場所に移動して、いったん休む

音の少ない場所に移動して、
ただ座るだけでも、これ以上つらさが広がらずに済むことがありました。

無理にその場に居続けるより、
一度音から距離を取るだけで、頭の中が少し静かになる感覚がありました。

短時間でも、音の刺激を減らす時間をつくることで、
その後のしんどさが軽くなることが多かったです。

2. しんどい日は、無理をしないと決める

「今日はできない日なんだ」と認めることは、当時の私にとっては少し勇気が必要でした。

無理にいつも通り動こうとするより、できる範囲をあらかじめ下げることで、
気持ちも体も回復しやすくなったように感じます。

「頑張らない選択」をすることで、後からの反動が少なくなりました。

3. 耳が敏感な日は、いつもより早く寝る

耳がピリピリしている日は、
できるだけ早めに横になるようにしていました。

それだけで、
翌日の音の負担が違うと感じる日もありました。

睡眠をしっかり取ることで、
音に対する耐え方が少し楽になる感覚がありました。

4. 好きなことで、張りつめた気持ちをゆるめる

音がつらい日は、気持ちもずっと緊張したままになりやすかったです。

そのため、
好きなことをする時間を意識的につくって、安心できる感覚に戻る時間を大切にしていました。

短い時間でも気持ちがゆるむと、音への構えも少し和らぐことがありました。

5. 入浴や、耳まわりをやさしくほぐす

体を温めたり、耳のまわりをやさしく触ったりすることで気持ちが
落ち着くことがありました。

強く揉むのではなく、触れる・包むような感覚を意識していました。

体の緊張がゆるむと、
音に対する緊張も少し下がるように感じることがありました。

小さな選択の積み重ねで「しんどさ」がこれ以上悪化しないようにできることも
ありました。

全部を完璧にやる必要はなくて、その日の自分に合いそうなものをひとつ選ぶだけでも十分意味があったように思います。

さいごに

雨の日の音のつらさは、
「慣れ」や「気合い」でどうにかなるものではありませんでした。

私にとっては、
天気が悪い日に、音の拾われ方が変わる日があると気づけたことが大きな転機でした。

もし今、
雨の日や天気が悪い日に音がつらくて、我慢しながら過ごしている人がいたら、
今日だけでも耳を守ったり、休んだりしていいと思います。

この記事が、少しでも安心して過ごすきっかけになれば嬉しいです。

この記事を書いた人

聴覚過敏・ミソフォニアの両方持っています。中学高校の6年間は防音アイテム(イヤーマフ・耳栓・ノイズキャンセリング)を音や状況に合わせて着用。同じ悩みを抱えている人などの役に立ちたいと思い、私の音の感じ方や聞こえ方など実体験記事20本を掲載しています。私の実体験・事例はこちらのURLからご覧ください!↓↓

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