聴覚過敏・ミソフォニアの当事者が書くノイズキャンセリングイヤホンの選びかたと注意点

聴覚過敏やミソフォニアをお持ちの方にとって、周囲の音が日常生活に大きな影響を与えます。
集中できない」「音が大きすぎてストレスがたまる」など不快感やイライラと感じることが多いでしょう。

ノイズキャンセリングイヤホン」は音の負担を軽減し、日々をもっと快適にする強力なアイテムです。

周囲の音を電子的に打ち消す仕組みを利用したノイズキャンセリングイヤホンは、音楽や会話をクリアに聞き取ることができ、勉強や仕事、移動など苦手な音や気になる音を遮断するので、音対策として活用することができます。

最近では、さまざまなデザインや機能を持つイヤホンが登場しており、選ぶのが難しいことも…。

この記事では、初めてノイズを使用する方に向けて、基本的な機能や選び方のポイント、そして着用時の注意点について、6年間ノイズキャンセリングイヤホンを着用している私、Hikaruが詳しく解説します。

※私は評論家・医療専門家ではありません。
聴覚過敏・ミソフォニア当事者としての 実体験ベース で書いています。

目次

防音アイテムが必要だと感じたきっかけ(私の場合)

私の場合、日常生活の中で特につらかったのは、音が「重なって」「途切れず」入ってくる場面でした。

  • 電車やバスなどの移動中
  • 人の声や物音が同時に入る場所
  • 電子音やアナウンスが突然鳴る環境

そうした場面では、
音そのものだけでなく、逃げ場がない感覚がしんどく感じられることがありました。

「すべての音を消したい」というより、
少しでも音の刺激を弱めたいそう思ったことが、ノイズキャンセリングイヤホンを使い始めたきっかけでした。

私がノイズキャンセリングイヤホン選びで悩んだこと

ノイズキャンセリングイヤホンを選ぶとき、
私が悩んでいたのは次のような点でした。

  • 何を基準に選べばいいのかわからない
  • ノイズキャンセリングの仕組みが難しく感じる
  • 数値や性能が良くても、自分に合うか不安
  • 情報が多すぎて、かえって混乱する

私も最初は、「遮音性が高いものを選べばいい」と思っていました。

ノイズキャンセリングイヤホンの選び方

イズキャンセリングイヤホンは、防音アイテムの中でも耳に直接装着する時間が長くなりやすく、音の消え方や電子的な感覚によって負担を感じやすいアイテムです。

なんとなく良さそう」で選んでしまうと、
音の消え方が合わない・電子音が気になる・つけ心地がしんどいなどがストレスになりやすいです。
また、「つけているのにしんどい」「結局使わなくなった」ということも起こりやすいので、
選び方が特に重要です。

ここでは、私自身の使用経験をもとに
ノイズキャンセリングイヤホンを選ぶときに確認してよかったポイントを、
4つのステップで整理します。

【ステップ1】どの音を防ぐ?遮音機能を理解して自分に合う選択を!

ノイズキャンセリングイヤホンは、周囲の騒音を軽減し、快適な音楽鑑賞や作業環境を提供するために開発されたアイテムなので、遮音性には大きく分けていくつかの種類があり、それぞれ仕組みや得意とする音域が異なります。

使用シーンやニーズに応じて装着していき、遮音性の特徴を理解して、選ぶこと重要です。

種類は主に「アクティブノイズキャンセリング」、「パッシブノイズキャンセリング」の2つあります。

日常の騒音を遮断したい方はアクティブノイズキャンセリングイヤホンを選ぼう

物理的に騒音や雑音を遮断するためにイヤホンが電子音を流して、デジタル処理によって騒音を打ち消す機能「アクティブノイズキャンセリング」です。

アプリと連携することができるので、周囲の音を検知しながら環境に合わせて音を遮断することもできます。

大きい音・(風船が割れる音や自動車のクラクションなどの)突発音高い音(電子音や超音波など)を遮音することをできます。

音を気に成せずに過ごすことができます。

通勤やオフィス環境で使いたい方はパッシブノイズキャンセリング機能を選ぼう

イヤースポンジやクッションなどの吸音材を使用し、物理的に音を遮断する仕組みを持つのが「パッシブノイズキャンセリング」です。

この技術は、高周波で不規則な騒音(例: 会話や物音)の抑制に効果的です。

また、長時間の使用でも疲れにくい設計の製品が多いため、騒がしい環境や長時間の着用が必要な方にオススメします。

【ステップ2】外部音取り込み機能があるか確認する

ノイズキャンセリングイヤホンには、外部音取り込み機能(アンビエントモード・外音取り込み) が付いているモデルがあります。

これは、イヤホンをつけたままでも周囲の音をマイクで拾って聞こえるようにする機能です。

ずっと遮音していると、

閉塞感が強くなる
・周囲の状況がわからず不安になる
・話しかけられても気づきにくい

と感じることもあるため、この機能があるかどうかは確認しておくと安心です。

外部音取り込み機能のメリットとしては主に3つです。

・イヤホンを外さずに会話ができる
・レジや駅などで周囲の音が確認しやすい
・環境に合わせて切り替えができる

外部音取り込み機能を含んでいるがあるものを選ぶことをオススメします。

外部音取り込み機能の特徴
①外部音を取り込むことで、閉鎖感を軽減しながら快適に使える便利な機能です。
②イヤホンを外さずに周囲の人と会話が可能。
③モデルによっては取り込む音量を調節でき、状況に応じた使い分けができる。

【ステップ3】バッテリーが長持ちできるものを選ぼう!

聴覚過敏・ミソフォニアの方は通勤・通学、外出先での作業、移動以外にも苦手な音・気になる音などに着用し、使用することが多いため、バッテリーの消費が早いです。

このような場面では、充電を気にせずに使用できる製品が理想的です。
多くの高性能イヤホンでは、1回の充電で10〜12時間以上の使用が可能なものが増えています。

長時間バッテリーが持続するものを選ぶと、電源が切れる心配をせずに使い続けることができます。

【ステップ4】つけ心地がいいものを選ぼう!

ノイズキャンセリングイヤホンは、性能よりも装着感の合う・合わないが大きく影響すると感じました。

私が見ていたポイントは、

  • カナル型のフィット感(耳に入れる部分)
  • イヤーチップの素材とサイズ
  • 長時間つけても痛くなりにくいか

を大切にしたことで、着用した時の使用感がとてもいい感じになっていました。

合わないと、
音以前に「つけていること自体がしんどい」と感じてしまいました。

ノイズキャンセリングイヤホンの性能を最大限発揮し、快適に使うには装着感とフィット感が重要です。

どこで買う?ノイズキャンセリングイヤホン購入時の見方

最近ではノイズキャンセリングイヤホンの需要が増え、AMAZON、楽天、ZOZOなどネットショップ以外にも専門店や電化製品店でも購入する方が増えています。

ネットや専門店で購入する際、どう見たらいいのかやポイントがわからないと悩んでしまいますよね..。
そこで、現地購入とオンラインショップで分けて紹介します。

ノイズキャンセリングイヤホンを店舗で購入する際のポイント4つ

現地でノイズキャンセリングイヤホンの専門店に購入する際に試着することができるところが多いです。
店舗で購入する際は試着を行いましょう。

店舗で試着する際にチェックするのが下記通りになっております。

・イヤーチップのサイズが自分の耳に合っている
・つけても耳が痛くならない
・メガネやマスクと併用しても違和感がない
・ノイズキャンセリング機能のON/OFFがしやすい


これらのポイントを踏まえ、実際に試すことで使用感をしっかり確認し、自分に似合ったイヤホンを選ぶことができます。

試着の際は遠慮せず、スタッフに相談しながら選ぶのがおすすめです!

ノイズキャンセリングイヤホンの好き嫌いが分かれやすいです。
→イヤホンから流れてくる電子音や耳の中に入った感触が苦手な方もいらっしゃいます。

初めてノイズキャンセリングイヤホンを今後使用したい方や前向きに購入を考えている方はノイズキャンセリングイヤホンの専門店や電化製品店を購入することをオススメします。

オンラインで購入する時のポイント5つ

AMAZON、楽天、ZOZOなどで購入をする時は試着することができないのでどのように選べばいいのかとても悩むことがよくあります。

私の場合は特にノイズキャンセリングイヤホンをネットで購入する時のポイントが主に4つ。

レビューや口コミが良いもの
・外部音取り外し機能があるものや遮音調整ができる
・メーカーの保証期間
ある
複数サイズのイヤーチップが付属しているか、記載を確認
・Bluetoothの接続できる

上記を確認してでネット購入に失敗やミス防ぐことができます。

オンラインで購入する際は情報集めが鍵になっているため、製品ページやレビューをしっかり確認し、使用シーンや目的に合ったイヤホンをチョイスしてみてください💁‍♀️

ネット通販で購入する際に必要なポイントとしては、ノイズキャンセリングイヤホンのイヤーチップの大きさや外部音取り外し機能があるものや遮音調節ができるもの、メーカー保証があるものを選ぶことをオススメします。

ノイズキャンセリングイヤホンを使う上での注意点

ノイズキャンセリングイヤホンは、周囲の音を効果的に遮断してくれる頼もしい存在。特に、大きな音に悩む方や、騒音でストレスを感じる方にとっては、生活の質を大きく向上させてくれるアイテムです。

しかし、その遮音性の高さが、長時間の使用によって思わぬ問題を引き起こすこともあります。私自身、6年間ノイズキャンセリングイヤホンを使い続けた経験から、以下のような2つのリスクに直面しました。

・音への過敏が悪化に進行
・防音アイテムに依存する

ノイズキャンセリング機能やイヤホンでの着用に慣れてしまうと、外したときに周囲の音が過剰に刺激的に感じるようになりました。これにより、元々敏感だった聴覚がさらに悪化してしまうことも…。

また、長時間着用を常にノイズキャンセリングイヤホンを着けていると、「それなしでは集中できない」、「落ち着かない」、といった依存状態に陥りました。

そうならないようにするための対策として、

・使用する目的や時間など決めておく
・静かな場所や落ち着いた環境では外す

1時間に10分ぐらい休憩する

意識することで依存の抑制と音への過敏の悪化を軽減することができました。
是非、対策を参考にして下さい。

6年間、ノイズキャンセリングイヤホンを着用をしてみて、気づいた事としては外す時間や環境を決めて、着用することで依存のリスクが低くなると気づきました。

それでもノイズキャンセリングイヤホンが助けになった理由

遮音が完璧でなくても、
「今はこれで大丈夫」と思える選択肢があることは、気持ちの支えになりました。

ノイズキャンセリングイヤホンは、「使う/使わない」の二択ではなく、
必要なときに頼れる道具のひとつだと感じています。

まとめ:迷ったときの考え方

ノイズキャンセリングイヤホン選びに、ひとつの正解はありません。

  • 今の自分に合っているか
  • 使う場面や時間に無理がないか
  • 少しでも楽になる方向か

この3つを大切にしながら、あなたに合う選択肢を見つけてもらえたら嬉しいです。

この記事を書いた人

聴覚過敏・ミソフォニアの両方持っています。中学高校の6年間は防音アイテム(イヤーマフ・耳栓・ノイズキャンセリング)を音や状況に合わせて着用。同じ悩みを抱えている人などの役に立ちたいと思い、私の音の感じ方や聞こえ方など実体験記事20本を掲載しています。私の実体験・事例はこちらのURLからご覧ください!↓↓

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