聴覚過敏をもつ私が使っている防音アイテムの紹介

目次

はじめに

聴覚過敏やミソフォニアに関する情報を調べていると、
「防音アイテムを使うと楽になる」という言葉を目にすることがあります。

ただ実際には、
ひとつの防音アイテムですべての音の困りごとに対応できるわけではありません。

当事者の多くは、
音の種類や場所、体調に合わせて、
複数の防音アイテムを使い分けながら生活しています。

この記事では、
聴覚過敏・ミソフォニアの当事者が実際に着用している
防音アイテムの「種類」を整理して紹介します。

※本記事は、防音性能や聞こえ方を比較・評価するものではありません。
「どんな選択肢があるのか」を知るための資料としてまとめています。

防音アイテムは大きく分けて3つのタイプがあります

① イヤーマフ(耳を覆うタイプ)

イヤーマフは、耳全体を覆う構造の防音アイテムです。

電子機器を使わず、物理的に音を弱める仕組みになっています。

聴覚過敏・ミソフォニアの当事者の中では、

  • 突発的な音が強く負担になる場面
  • 音の刺激から一時的に距離を取りたい時

などに使われることがあります。

一方で、
長時間の着用や生活の中での使いづらさを感じるケースもあり、
そうした困りごとや課題については、別の記事で詳しく整理しています。

② ノイズキャンセリングイヤホン・ヘッドホン

ノイズキャンセリングタイプは、
周囲の音を電子的に調整する防音アイテムです。

見た目が一般的なイヤホンやヘッドホンに近いため、
外出時や移動中に使われることが多い傾向があります。

当事者の中では、

  • 人の多い場所
  • 通学・通勤などの移動時間
  • 周囲の音を完全に遮断したくない場面

で使われることがあります。

ただし、
使い方や装着時間によって負担を感じる場合もあり、
注意点については別の記事でまとめています。

👉 8年間防音アイテムを使用した私が思う注意点
https://iroiro-jp.com/article62/

③ 耳栓(耳の中に入れるタイプ)

耳栓は、
耳の中に入れて音を弱めるタイプの防音アイテムです。

サイズが小さく、
持ち運びやすいことから、
補助的なアイテムとして使われることもあります。

当事者の中では、

  • 短時間の使用
  • 静かな場所での補助
  • 他の防音アイテムとの併用

といった使われ方をすることがあります。

素材や形状によって特徴が異なるため、
具体的な種類については別記事で紹介しています。

👉 〖耳栓〗聴覚過敏・ミソフォニアが使用している防音アイテムまとめ
https://iroiro-jp.com/document05/

当事者は「ひとつだけ」を使っているわけではありません

聴覚過敏・ミソフォニアの当事者の多くは、

  • イヤーマフだけ
  • 耳栓だけ

といった単一の使い方ではなく、

  • 場所
  • 音の種類
  • その日の体調
  • 精神的な余裕

に合わせて、
複数の防音アイテムを使い分けています。

これは「音を完全に消したい」からではなく、
その時の自分の負担を下げるための選択として
行われていることが多いです。

防音アイテムは「解決策」ではなく補助的な道具

iroiro では、
防音アイテムを
「音の問題をすべて解決する道具」とは捉えていません。

あくまで、

  • 音の刺激を一時的に弱める
  • 休むきっかけを作る
  • 自分を守るための補助

として使われる道具だと考えています。

実際に使い続ける中で感じる
困りごとや注意点については、
以下の記事で詳しくまとめています。

防音アイテムの注意点まとめ

おわりに|まずは「種類を知る」こと

防音アイテムには、
それぞれ役割の異なる種類があります。

どれが正解かを決めるのではなく、
「どんな選択肢があるのか」を知ることが、
自分に合った向き合い方を考える第一歩になります。

この記事が、
防音アイテムについて整理する際の
参考資料として役立てば嬉しいです。

この記事を書いた人

聴覚過敏とミソフォニアをもつ妹をきっかけに「ear wear」を制作しています。実体験の記事やセルフチェックシートなどお役立ち資料も掲載しています。

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