Earwearへの想い
きっかけは、
防音アイテムを日常的に着用する妹の存在。
そして対話から気付いたEarwearの可能性。
聴覚過敏とミソフォニアの症状がある妹は中学高校の6年間、イヤーマフ・ノイズキャンセリング・耳栓を着けて、学校生活を過ごしていました。
メガネと同じ感覚でイヤーマフを着けて過ごすと、見た目の「違和感」から「失礼」と言われることが多い日々。
次第に周囲の目が怖くなり隠して使用。着用せずに我慢・・・気づけば人と接する機会は減り、
「これがあたりまえだから」と話す妹。
どうにかして力になりたい。
そう思い対話を重ね、
一番の問題は「周囲からの見え方」でした。見られ方が不安やストレスにつながり、音の過敏性を上げていたのです。
「目立たない」「隠して使用」という言葉で検索している人がたくさんいることを知り、妹だけの問題ではなく隠れた問題だったのです。
「メガネのような存在になってほしい。」
この妹の言葉をヒントに耳でも日常使いできるアイテム、新”Ear”wearをつくろうと思いました。
それぞれの日常用途に合わせ、
誰もがいつでも、
着用できて、
隠さなくてもいい、
むしろ私らしく過ごせる
プチハッピーアイテムのひとつになる新たな耳栓にしたい。
「勘違い」「偏見」を「ファッショナブル」で解放する。
インクルーシブデザインを軸につくろうと立ち上がりました。
今まで気付かないうちに諦めていたことを Earwearとともに再出発できれば。
たくさんの人が新たなつながり・コミュニケーションになるきっかけになるアイテムになれることを信じています。