はじめて「音×ストレス」を知った人へ
普段の生活の中で音が気になる・苦手・体調が悪くなるケースは、
「神経質」や「気にしすぎ」ではなく、「聴覚過敏」や「ミソフォニア」の可能性があります。
誰でもなりうる「ミソフォニア」
多くの方が黒板のひっかき音が苦手なように 日常の中での「苦手な音」をもっている方がいます。 意外と身近にいたり、もしかすると実は自分も…?と気付く人が増えています。
隠れ持ってる「聴覚過敏」
突然の大きな音に極端に驚いたり、 繰り返され続ける電子音が気になってしまう方は 感覚過敏の1つである「聴覚過敏」を持っている可能性があります。
聴覚過敏
ミソフォニア
聴覚過敏とミソフォニアのちがいや共通点
私たちの実体験
「音×ストレス」はふとしたきっかけで始まります。 原因や防音の必要度は人によって様々です。
ストレスや体調不良が原因で音の感受性が強くなり、音に対する苦手意識が強くなる場合もあれば、 元々音に敏感で音に怯える機会が増え、不安な気持ちから体調悪化に繋がる場合など「音×ストレス」はふとしたことがきっかけで始まります。
聴覚過敏とミソフォニアを明確に区分することは難しく、少し気になる程度の人もいれば、日常的に防音アイテムがかかせない人もいます。 「苦手な音の種類」や「感じ方」は人によって違うことがあります。
聴覚過敏・ミソフォニアの現状
医療に頼ることができない現状のためそれぞれが工夫している
現状の課題とは?
診断・治療がなく支援方法がない状態
認知度が低く、定義が定まっていないため診断や治療が難しいです。 また支援も整備も進んでいないことや理解されにくいため1人で抱え込み悪化してしまうことは少なくありません。
現在の音対策方法は?
「防音アイテムの着用+努力」独自のスタイルづくりが求められている ①自分に合った防音アイテムを見つける②極力音を避ける(行かないようにする)③周囲に理解してもらえるよう伝える
自分に合った方法が見つかればそれぞれが試行錯誤していることが多いです。場合によっては上手く対策できず悪化や2次被害に繋がることも少なくない。
人の集まるところへの外出を控えるようになってしまった
ショッピングモールは「ハンガーの擦れる音」「風船の破裂音」など苦手な音が多いうえ「店内のBGM」「アナウンス」が大きく疲れてしまう。 すきな服を自分で選びたいが、音が辛く服を選べない。音に耐えた日の夜は体調が優れないことばかりなので外出しなくなった。
聴覚過敏さん×外出
耳を塞ぐ様子から周りから奇異な目で見られてしまう
耳が過敏ですべての音が大きく聞こえ、苦手な音で溢れる学校生活は常に神経を張り巡らせている。音よりもクラスの子からの視線が辛い。 授業中マイクがハウリングすると、突発的に両耳を塞いだり、あたふたしてしまう。その時の周囲の目を見るといたたまれなくなる。
聴覚過敏さん×学校生活
小さな咀嚼音も苦痛で、家族との食卓を囲むことができない
家族でご飯を食べるが好きだった。だけど家族の小さな咀嚼音が気になるようになり、どんどん耐えられなくなってしまった。 家族に説明しても理解してもらず、また家族以外の咀嚼音もだめになってしまい孤立を感じている。
ミソフォニアさん×家族
隣の席の人のタイピング音が嫌で職場にいるのが耐えれない
隣の人のタイピング音が気になってしまう。耐えながらも仕事をしていたがイライラが抑えられないほど耐えられなくなってしまう。 それがきっかけで他の人のタイピング音も辛くなってしまい職場にいるのが苦しい。
ミソフォニアさん×職場